tenshoku


妊娠出産は家族の一大イベントです。

その一大イベントにさらに人生の一大イベント、「自身の転職」を重ねてしまう旦那様はいないでしょうか。

そうです僕です(´ω`) < えっへん。

僕の場合は、なんだかんだあり、

転職先、入社10日後!

に子供が生まれるという素敵なスケジュールとなってしまいました(´ω`)<あちゃー
新しい会社の人にも、「よく転職したね」と半ば呆れられる始末……。

そんな転職と出産という、人生の2大ビッグウェーブに同時に乗ってしまった僕の体験談をまとめておきます。

止めた方が良いのか、何とか乗り切れるものなのか。
同様のお悩みをお持ちの方に何か、参考になれば幸いです(´ω`)

1.そもそも、何故このタイミングに転職なのか


多くの方が思うであろう、何故このタイミングに転職なのかという問題。

こんなタイミングでの転職の場合、多くの場合が、会社が倒産など、職を追われて止む無し……という理由ではないかと思いますが、僕の場合は完全な自主退社でした。

以前いた会社には10年近く勤務していました。
中堅社員としてそれなりに順調でしたが、いかんせん給料が上がらず、会社の先行きもいまいち見えない状況。
しかも社内の人間関係も悪くなり、本格的に留まる理由がない状況になりました。

そんな中、妻の妊娠が分かりました。

この時点で30代前半……。

色々挑戦するなら、今しか無いのでは。
そう思い、思い切って転職をしてみる事にしたのです。

当初に目論んでいたスケジュールは、妻の出産1か月後以降に新しい会社に行ければ良いのではというものでした。

今思うとこれもなかなか無謀なのですが、出産と転職が重ならなければ何とかなるのでは、という程度に考えていました。


2.妻の反応


妻は常々、僕が会社を辞めたいと言っているのを知っていました。

転職活動を本格的に進める事を打ち明けた時、いきなり辞めるのは良くないが、次が決まって辞めるのならそれはそれか、という事で快く許してくれました。

後で聞くと、
「何でこのタイミングで?!」
という当然すぎる気持ちも結構あったみたいです。

(;ω;)<ごめんね

お互いに不安を抱える事になるので、大変になる事は目に見えています。
ここで僕の決心を応援してくれた妻には本当に感謝です。

転職には所謂「嫁ブロック」という物があるようです。
奥さんがダメだと言うから断念してしまうパターン。

実際、転職はリスクが伴うのも事実です。
一生懸命調べて良い会社だと思っても、入ってみるまでは自分にとってプラスかマイナスか分かりません。

もし奥さんが不安を口にするのであれば、その転職は止めておいた方が絶対に良いです。
奥さんの不安さえも説得できないならその程度、ということで。


3.転職活動の進め方と気を付けたこと


転職活動は主にエージェントにお願いしました。

専属のキャリアコンサルタントがついて、転職をサポートしてくれるサービスです。
もう一般的なので、説明する必要も無いかもしれませんが。

エージェントを利用している会社は、少なくともお金を持っている会社が多く、社員の福利厚生にも力を入れている会社が多いです。
なんせ、会社がエージェントに支払う金額は年収の30%程度になるようです。

エージェントを利用したのは、そういう会社を狙う戦略でした(´ω`)

実際の転職スケジュールですが、僕は出産予定の3ヶ月前から活動を開始しました。

一般的な活動スケジュールは応募から最初の内定まで3ヶ月から半年とのことで、早くても3ヶ月後に内定、2か月弱引継ぎなど行い、出産後2か月頃から入社、なんて思ってました。

ところが、意外にも良い会社に出会えてしまい、2社目の面接で早くも内定。
転職活動はわずか1か月で終わってしまう、スピード転職になりました(´ω`)。

嬉しいやら悲しいやら、当初の予定から大幅に前倒しとなり、結果転職と出産のタイミングが被ってしまいました。

転職活動中は、必ず「間近に子供が生まれる」という事は伝えるようにしていました。
もし後から、「いや聞いてない」的にトラブルになっても大変なので、これは必ず伝えるようにしましょう。

また、転職前の会社で出産祝い金などが貰えるようであれば貰っといた方が良いです。


4.実際に入社してみて、入社後の弊害


そんなこんなで新しい会社に出産の10日前に入社したのですが、色々弊害がありました。
そちらも一つずつ書いていきます。


①いきなりお休みになってしまう


出産は一生のイベントです。
立ち会うか、病院でその時を待ちたいのが親心でしょう。

その為にはお休みが必要です。

しかし、入社してすぐのお休みはやはり心象が悪いと思われます。

ずる休みとかでは無いので、事情を話せば大体の会社でお許し頂けるとは思いますが、
出来れば予め入社前(例えば面接の時や)か入社後速やかに、上長などに相談されるべきだと思います。

場合によっては休めない事もあると思います。
その時は会社を優先して、諦めましょう。

まあ、個人的にはもしお休みを取れないような会社であれば、その時点で辞めてやろうとも思っていました(`ω´)

また、休みが滞りなく取れたとしても、入社早々は有給休暇が無いのです。
つまり欠勤、無給での休みとなってしまいます(;ω;)<お金

給料が一日分削られてしまうので、そこをどう解釈するかは場合によってはよく考えた方が良いと思います。

出産当日の他、各種手続きや、退院の付き添いなど平日に行わなければならない事が多々あるかと思います。

その際も注意です。


②保険証が無いので児童手当の申請が出来ない!


転職すると保険証を新しく発行する事になると思います。

タイミングによっては、子供が生まれた後に保険証の発行が間に合わず、手元に無い場合があります。

保険証が無いと児童手当の申請が出来ないのです!(;ω;)

児童手当とは、生まれた子供に国から貰える手当の事です。


3歳までは15,000円。
3歳以上から中学生まで10,000円。
そのうち、所得制限に引っかかると5,000円。


児童手当には請求者を記載する欄があり、そこに保険証の番号が必要なのです。

厳密には、保険証が来てからでも申請可能なのですが、申請のルールに「生後15日以内に申請」という物があり、その期間に申請出来ない場合は、初月の手当てが支給されないルールになっているようです。

つまり一ヶ月損してしまうという事。

それは勿体無い(`ω´)

我が家では新しい会社の総務の方に何度か確認頂き、無事期限内に保険証をゲットできました。
良かった良かった(´ω`)

今回は入社してからすぐの出産でしたが、逆に生まれて暫くしてから入社した場合の方が、保険証が届くまでの時間的にも、引っかかってしまう可能性が高いかもです。

また、もし夫の保険証が間に合わない場合は、一時的に奥さんを請求者(共働きに限りますが)として立てるのも一つかもしれません。


③出生届など各種手続きが大変


子供が生まれたら各種手続きが必要ですが、結構慌ただしいです。

大体の手続きが平日に行われるので、場合によっては休んだりもしないといけませんが、弊害その1の通り、ほいほい休むと大変です。


我が家では
・出生届 ⇒ 夜間に提出
・児童手当の申請 ⇒ 郵送
・その他手続き ⇒ 郵送&奥さんが行く


で済ませました。

出生届は必ず両親のどちらかが提出しないといけない為、夜間窓口を利用しました。
その他の物については、大体郵送で手続き出来るのでそちらで対応しました。

どの書類にも提出期限がある為、あまりもたもたもしていられず大変です。


④新しい仕事と赤ちゃんのお世話で大変!


新しい仕事の環境と赤ちゃんのお世話がダブルパンチで来るので、自分自身が大変です。

我が家は初めての子供だったので、まだまだ塩梅が分からず、何かあればオロオロするばかりでした。

幸い、我が家の子供は割と大人しく、基本的にはすやすや寝ていた親孝行なので良かったですが、
勿論夜間に起きるので、結構大変です。

睡眠不足のまま会社に行く訳にもいかず、上手くバランスを取る事が重要です。

初産の場合は特にオロオロするので、上手くやれるのかよく考えた方が良いです。


まとめ


こんな感じで色々ありました。

まあ、体験した身としては、奥さんの出産と旦那の転職、同時にやれない事は無いけれど、出来れば避けた方が良いかもと、今は思います。

特に僕のように転職が初めてという人は、予想しない環境変化によって、かなり追い込まれてしまうことも予想出来ますので、本当に注意が必要です(´ω`)

ただ、それでも転職したい場合は、出来ない事は無いので色々な人の気持ちを調整しながら、挑んで頂ければと思います。

自分の人生の今後について、是非じっくり戦略を練って当たられると良いと思います(´ω`)

おわり